2023年度Urban Innovation JAPAN KOBE
協働実証を実施する協働実証事業者に採択
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
イーマキーナ株式会社(URL:https://emachina.co.jp/wp4/ 本社:神戸市灘区、代表取締役 藤井 誠)は、神戸市発の地域課題解決プロジェクト 2023年「Urban Innovation KOBE」の1社に採択されました。
【採択されたプロジェクトについて】
≪課題②≫テクノロジーで鳥獣被害問題に新たな解決策を!
所管課:経済観光局農政計画課
https://urban-innovation-japan.com/project/kobe-city/2023-8/wildlife-damage/
【神戸市の鳥獣被害の現状】
鳥獣被害対策は全国的な課題です。神戸市でも、イノシシやアライグマ、鳥類等による農作物被害、住居侵入や糞害等の生活環境被害が絶えません。神戸市では2014年度より捕獲強化を進めており、近年、イノシシは毎年1000頭程度、アライグマは2,000頭近くの捕獲を行い、電気柵等の侵入防止柵の整備も進めてきました。それでも毎年の農作物被害額は約3,000~4,000万円と減少傾向になく、全市の鳥獣被害相談の窓口である「鳥獣相談ダイヤル」の相談件数も年間約3,000件と増加傾向で、被害の軽減に結びついていないのが現状です。
【当社のこれまでの取り組みと今後の協働開発+実証実験】
当社は、2018年12月に、音(超音波)を用いた害獣忌避装置『Evasi(エバジー)』を、2021年12月に光(高輝度LED)を用いた害鳥忌避装置『Evasi CRO(エバジークロウ)』を製品化し、全国に展開しています。
その開発過程や販売後に得たノウハウをもとに、音(超音波)と光(LED)だけではなく、本プロジェクトでは新たな光(レーザー)を用いた「より効果的な鳥獣被害対策製品の開発、実証実験」をスタートします。
また、アライグマ等の小動物向けの捕獲罠として、誰でも簡単に設置ができ、捕獲後も簡単に処分ができる「新しい小動物の捕獲方法および装置」の開発にも取り組みます。
今回の鳥獣被害対策製品の開発、実証実験では、京セラ株式会社 GaNデバイス事業部様と新しい小動物の捕獲方法および装置の開発では、桃井製網株式会社様と共同開発を行います。
京セラ株式会社 GaNデバイス事業部様とは、新たな光(レーザー)として、一般的なLEDの100倍以上の輝度を持つ同社製LaserLight SMDを採用し、鳥獣被害対策製品の共同開発を行います。
合成繊維漁網開発のパイオニア企業である、桃井製網株式会社様とは、同社の製網技術を応用し「新しい小動物の捕獲方法および装置」の共同研究および試作開発を目指します。
双方とも、今までのやり方にとらわれないアプローチで新たな製品を開発し、神戸市の鳥獣被害対策のお役に立てればと考えております。
【京セラ株式会社(KYOCERA Corporation)】
本社:〒612-8501 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地
URL:https://www.kyocera.co.jp/
【桃井製網株式会社(MOMOI FISHING NET MFG. CO., LTD.)】
本社:〒678-0232 兵庫県赤穂市中広1576-5
URL:https://www.momoi.co.jp/
【イーマキーナ株式会社(Emachina CO., LTD.)】
本社:〒657-0833 兵庫県神戸市灘区大内通2丁目1−5
URL:https://emachina.co.jp/wp4/
Urban Innovation JAPAN
テクノロジーで鳥獣被害問題に新たな解決策を! | Urban Innovation JAPAN
現在の鳥獣被害対策は、有害鳥獣個体の捕獲活動や、農地への侵入防止柵の導入等の地道な取り組みが中心で、捕獲活動の担い手不足や、農家の管理負担等が課題となっている。IoT・ICT等のデジタルソリューションや、独自技術の新規素材や機材等を用いて、これまでの捕獲活動や侵入防止対策を強化・サポート、又は野生動物の忌避行動を喚起し被害を防止するなどの新技術の効果を検証したい。