【ひょうごTECHイノベーションプロジェクト採択事業】海水浴場のクラゲを忌避する実証実験レポート
クラゲから日本の海を守りたい!海水浴場のクラゲを忌避する実証実験
〈環境対策・サステナビリティ分野:洲本市〉
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課題背景:海水浴場におけるクラゲ被害と対策の限界
海水浴シーズンにおけるクラゲの大量発生は、観光面での大きな課題です。海中を浮遊しているクラゲに刺されるといった刺傷被害が発生しており、安全確保が求められています。
これまではビーチフェンスと呼ばれるクラゲ流入防止網(防護ネット)を設置する対策が行われてきましたがいくつか課題があります。
1つ目は、クラゲは小さいので網を張っても完全には防ぐことができず、いつの間にか人間に接近して害を及ぼします。
2つ目は、設置するための多大な労力の問題です。大掛かりなネットを設置するためには、多くの場合、漁師さんにお力添えをいただくことが一般的なのですが、少子高齢化の煽りを受け、日本全国様々な業種で人手不足、若者不足が進んでおり、漁師さんとてその例外ではありません。

取り組み概要
クラゲを退けるためにはどうすればよいのか。クラゲは超音波や光を嫌がるのか。当初は超音波や光でクラゲを忌避させる手段を検討してきましたがクラゲは、脳もなく中枢神経もない。体そのものが心臓の役割をしており、水面や水中に浮いて遊泳運動をしている為、超音波や光は有効な手段ではないと判断しました。様々な文献を探り、気泡が有効であるの事にたどりつき、検証方法を、気泡に変更しました。

実証実験:気泡でクラゲを忌避(きひ)することはできるのか。有効性の検証プロセス

クラゲに気泡を与えると弱る。最終的に死滅する(跡形もなくなる)ことが分かりました。水槽を用意し、観賞用のポンプで気泡をあたえると、クラゲの傘の中に空気が入っていきたちまち弱る事が判明。最終的には死滅し、跡形もなくなってしまう(水と同化する)という結果になりました。
期待される効果や導入メリット
日本国内のすべての海水浴場からクラゲを忌避(きひ)させる
海水浴場の広さにもよリますが状況に合わせた機材で、気泡の壁を作ることができればクラゲを忌避(きひ)することができるとわかりました。クラゲのいない(少ない)海水浴場をうたうことができれば子供やファミリー層への訴求ができ導入メリット(強み)となります。
今後も実証実験を重ね、安心して夏のレジャーを楽しむ事ができる海水浴場を増やしたいと考えています。

