【Evasi(エバジー)】シカ対策実証レポート
―兵庫県新温泉町・学校敷地での実証実験より―

イーマキーナ株式会社は兵庫県が推進する
「ひょうごTECH イノベーションプロジェクト」に採択され、
中学校の敷地内へ侵入するシカによるフン被害の軽減を目的に
Evasi(エバジー)を用いた実証実験を行いました。
実証実験の対象は兵庫県新温泉町の中学校。シカの生息域である山林に隣接するこの学校では、シカによる被害に悩まされています。
グラウンドにフンをまき散らすフン害や、植栽木や学校農園の作物の食害、
サッカーゴールのようなネットにシカが絡まって暴れるなどが問題となっていました。
本実証実験では、Evasi の「高音圧超音波 × 高輝度発光」の忌避システムを用い、
侵入経路付近でのシカの行動変化 と 被害量の推移を調査しました。

実証の概要
•実施場所:兵庫県新温泉町内の中学校
•目的:シカの侵入抑制および敷地内のフン被害の軽減
•期間:複数週にわたり調査(天候・昼夜で行動に差が出るため継続)
•設置機器:Evasi(エバジー)、EvasiCRO(エバジークロー)、防水スピーカー
•測定方法:
①侵入経路の確認
②フンの量の計測
③設置角度・周波数を調整しながら、最適な運用方法を検証

学校側の安全面を考慮し、授業や児童の行動を妨げない範囲で実施。
シカを駆除することなく侵入頻度を減らすために
Evasi(エバジー)を現地に合わせて調整・設置しました。

そのほか動物の動向を観察するために動体検知カメラを設置し、
シカやイノシシの動向に合わせて周波数・スピーカーやカメラ位置の調整。
また、職員の方も操作できるマニュアルを作成するなど
細かい対応を行いました。
実証して分かったこと
シカの1日あたりのフンの回収量が平均28gまで減り、超音波や光は忌避効果があるということが検証されました。


実証実験 結果

日中にシカが出没している形跡はなく、衛生面の不安、学校生活に支障をきたす状況もほぼ解消され職員の方の負担となっていたフン回収作業も大幅に減少しました。置いておくだけ、簡単に設置できる上にシカに関する声も減少し、学校から評価いただく結果となりました。
まとめ
Evasi の害獣対策の効果や可能性、学校へ設置した結果のレポートいかがでしたか。
特に
・侵入抑制力
・一定期間での被害軽減
・安全な運用(子どもがいる場所でも使用可能)が確認できました。
「シカの侵入を防ぎたいスポット対策」、忌避(きひ)効果が見込めて比較的低コストで行える点は、自治体・学校・農地などで導入のメリットが大きいと考えられます。ただし、地形や侵入方向、シカの習性(季節・天候)などの影響で結果に差が出るため、現地状況に合わせた調整が不可欠です。
自治体・企業、団体・農地・公園などへの納入実績が多数ございます。
現地での課題を伺い、最適な設置計画をご提案いたします。
関連リンク
ひょうごTECH イノベーションプロジェクト
(まちづくり・都市インフラ事業として掲載)
https://hyogo-tech.eiicon.net/results

